リノベーション

古民家再生プロジェクト

古民家のレトロな味わいを残しながら、スタイルに合わせた再生を行うプロジェクトです。古民家の持つ魅力が、現代人の心を惹きつけます。

シェアハウス東海岸

シェアハウス東海岸
築50年以上の平屋が度重なる増改築により複雑さを見せていたので、全体をスッキリさせるのと共に各棟の意味合いを明確にし、古民家を再生しました。まずは、着工前の写真をご覧ください。

着工前 ◇ Before

今回の計画地は手前に大きな庭があり、少し奥まったところに古民家が建っています。
亡くなられたおばあちゃんは建物に手を入れることがお好きだったようで、何度も増改築をされたのがわかりました。そのため、少し息苦しいような複雑さがあったので、光が入り、風が通り抜ける空間造りを目標に古民家を再生しました。

竣工後 ◇ After

こちらが竣工写真です。
建物は2棟に分かれており、茶色い外壁の棟は「シェアハウス」としての機能を持ちます。間に路地と坪庭を挟み、黒い外壁の棟は「住まい」としての機能を持ちます。路地を広げたことで、それぞれの棟に光と風が入るようになりました(^^)

シェアハウス 外観

米杉の羽目板を貼った外壁は、茶色く塗装され和の中にも洋の雰囲気が感じられます。
ウッドデッキと目隠しルーバーの先には、各部屋への入口があり、プライベート性を確保しました。
写真はroom01・02の入口で、room03は路地に面して入口があります。

room 01

淡い暖色系に塗られたroom01は、一部に木の天井もあり、温かみのある空間になりました。
アンティークの書棚を置き、元あった飾り棚もそのまま活かしながら、窓際には新たにカウンター式の書棚を設けました。
 
改修時には、天井・壁・床の補強と同時に断熱材を入れ、陽が射し込んだときはエアコンをOFFにしてても充分暖かかったです(^^)
サッシには複層ガラスの木製サッシを使っています。

room 02

改修前は寒かったと聞いていたこの部屋も改修することで、快適な空間になりました。
天井は既存のままですが、壁は漆喰を塗り直し、床を畳敷きからフローリングに張替えました。
風が抜ける気持ちの良い部屋です。

room 03

2間つづきのroom03は、手前の土間スペースには、蓄熱式の床暖房が入っており、電気代の安い深夜に暖めた熱で、夜までポカポカです。
およそ3.5mもある長いベンチに座って坪庭も望めます。ダークグレーの床と薄緑の壁で、とてもリラックスできる部屋です。
 
奥の部屋は陽射しが射し込む畳敷きになっていて、ゴロンと寝転びたい気分になります(^^)

共有スペース

シェアハウスには共有で使うスペースがあります。既存のキッチン&ダイニングでは、シェアする仲間と一緒に料理して食事する楽しみがありますね♪
シェアハウスの醍醐味の1つでしょうか。
他にも改修したシャワールーム、トイレ、洗面所が共有スペースになります。

住まい 外観

米杉の羽目板を黒く塗装し、和のイメージを強くすることにしました。外壁用の塗料は、雨や砂を弾くことで、木が腐るのを防いでくれます。大きく出た軒も日本家屋の特徴ですが、陽射しや雨を防ぐ古くからの知恵ですね。

キッチン・ダイニング

庭の木々が一望できるキッチンは、朝日が射し込む気持ちのいい空間です。シンク前の建具は既存の引き違い窓を移設したもので、波打つガラス面が味わい深いです。

和室

8帖間と6帖間が並ぶ和室は、8帖間を京壁の白ジュラクで仕上げ、6帖間を白の漆喰壁にしました。
全体的に柔らかい陰影となり、新しい畳の良い香りも相まって、和んでしまいます。

トイレ・洗面脱衣所・浴室

<トイレ>
既存の引き違い窓から光が射し込むトイレ。
モザイク調のガラスのため、程よい明るさです。

<洗面脱衣所・浴室>
洗面脱衣所と浴室には窓を設け、通気&採光を確保。明るく清潔感のある空間になりました。